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山種美術館
〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36

  

Special Exhibition Commemorating a Decade since the Yamatane Museum of Art Opened in Hiroo:

Yamatane Museum of Art NIHONGA AWARD : Seed 2019

― Meet the Future of Nihonga ―

山種美術館 広尾開館 10 周年記念特別展

Seed 山種美術館日本画 アワード 2019

―未来をになう日本画新世代―

 山種美術館では、日本画の奨励・普及活動の一環として、1971 (昭和 46 ) 年に 『山種美術館賞』 を創設し、1997 (平成 9 )年までの隔年 14 回にわたり、「山種美術館賞展 今日の日本画」 を実施しました。 2016 (平成 28 ) 年には、当館の開館 50 周年を記念し、かつての 「山種美術館賞」 の趣旨を継承しつつ、装いを新たにした公募展 「seed 山種美術館 日本画アワード」 をスタートさせました。 本アワードは、日本画の新たな創造に努める優秀な画家の発掘と奨励を目指すもので、この取り組みを通じて、新しい時代に向けた日本画家の育成と日本画の発掘に貢献することができればと願っています。

 2 回目 (「山種美術賞」 の初回から数えて通算 16 回目) となる今回のアワードでは、7 人の審査員による厳正な審査の結果、全 189 点の応募作品の中から、大賞・安原茂美 《雨後のほほ》 、 優秀賞 ・青木秀明 《鴯鶓の図 ―飛べない鳥―》 、 特別賞 (セイコー賞) ・近藤 守 《nostalgie》 、および奨励賞として ・江川直也 《雪野に佇む》 、北川安希子 《新天地》、外山 諒 《Loka-dhaatu》 、永岡郁美 《青想夜夢》、森 萌衣 《団欒》 の 5 作品の受賞が決定しました。
 本展では、これらの受賞作品をはじめとする入選作品全 44 点を一堂に公開します。 今後の活躍が期待される若手画家たちの作品を通して、日本画の新たな息吹と確かな未来を感じ取っていただければ幸いです。


会期: 2019 8/10(土)~8/23(金) [ 12 日間] 展覧会は終了しました。
開館時間:午前10時から午後5時 (入館は午後4時30分まで)
休館日: 8 月 13 日(火)、19 日(月)
主催・会場:山種美術館
〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36
URL http://www.yamatane-museum.jp


'2019 8_13 プレス内覧会、記者発表会、表彰式 の会場風景です。 画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。
(※【山種美術館 広尾開館 10 周年記念特別展】 「Seed 山種美術館 日本画アワード 2019」 図録、プレスリリースからの抜粋文章です。)


・画像をクリック 「主催者」 のご挨拶が拡大画像でご覧いただけます。

「Seed 山種美術館 日本画アワード 2019」山種美術館

【山種美術館 広尾開館 10 周年記念特別展】
「Seed 山種美術館 日本画アワード 2019」
―未来をになう日本画新世代―
プレス内覧会、記者発表会、表彰式 '2019 8_13


未来をになう “若き日本画家” の登竜門 山種美術館賞 が再開され第 2 回目を迎えました。


【展覧会の構成】
―【山種美術館 広尾開館 10 周年記念特別展】 「Seed 山種美術館日本画アワード 2019」 図録、プレスリリース・資料などからの抜粋文章です―

 第 2 回 「Seed 山種美術館日本画アワード 2019」 の受賞作品、大賞・安原茂美 《雨後のほほ》 、 優秀賞 ・青木秀明 《鴯鶓の図 ―飛べない鳥―》 、 特別賞 (セイコー賞) ・近藤 守 《nostalgie》 、および奨励賞・江川直也 《雪野に佇む》 、北川安希子 《新天地》、外山 諒 《Loka-dhaatu》 、永岡郁美 《青想夜夢》、森 萌衣 《団欒》 の 5 作品の受賞作品の展示はじめ、入選作品全 44 点を展示構成としている。

・画像をクリックすると 「審査員・竹内浩一先生」 のご挨拶がご覧いただけます。

審査員 「Seed 山種美術館日本画アワード 2019」
竹内 浩一 (日本画家)
佐藤 道信 (東京藝術大学 教授)
松村 公嗣 (日本画家、日本美術院同人理事、愛知県立大学名誉教授)
宮廻 正明 (日本画家、東京藝術大学発ベンチャー 株式会社 IKI 代表取締役社長 CEO、東京藝術大学名誉教授・特任教授)
安村 敏信 (一般財団法人 北斎館 館長、大倉集古館学芸部顧問)
山下 裕二 (明治学院大学 教授)
山﨑 妙子 (山種美術館 館長)

審査員「Seed 山種美術館 日本画アワード 2019」山種美術館

・画像をクリックすると 「受賞者と作品」 の拡大画像がご覧いただけます。

安原 成美《雨後のほほ》

大 賞 「副賞 200万円」

安原 成美 《雨後のほほ》 2019(平成 31)年 紙本・彩色 161.0 x 161.5cm

 1984 年埼玉県生まれ。 2010 年東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業。 2015 年平山郁夫奨学金 (東京藝術大学) 受賞。 2016 年東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復日本画研究領域博士後期課程修了、博士号取得。 野村美術賞受賞、修了作品東京藝術大学収蔵、平山郁夫文化芸術賞受賞。 現在、日本美術院院友。( 34 歳)

 モクレン科の植物ホホノキ (朴の木) の雨上がりの情景が日本画独特の青色で美しく瑞々しく際立っている。


青木 秀明《鴯鶓ノ図―飛べない鳥―》

優秀賞 「副賞 100万円」

青木 秀明 《鴯鶓ノ図―飛べない鳥―2019(平成 31)年 絹目アートクロス・彩色 161.0 x 148.5cm

 1975 年新潟県生まれ。 2000 年京都精華大学大学院日本画専攻修了。 2002 年川端龍子大賞展龍子大賞、臥龍桜日本画大賞展優秀賞。 2003 年上野の森美術館大賞展優秀賞。 2006 年日展特選。 以後 2011 年(2017 年審査員)。 2013 年雪梁舎フィレンツェ賞展優秀賞、ベストセレクション美術 2013 出品(東京都美術館)。 2018 年美術新人賞デビュー奨励賞。 現在、日展会員.。( 44 歳)

 「エミュー」 とは、オーストラリアの砂漠地帯に生息する、寒暖差の激しい環境にも適応して、8 千年前から自然界を生き抜いてきたダチョウ科の非常に強い生命力を持った古代鳥とある。 躍動感にあふれた作品。


近藤 守《nostalgie》

特別賞(セイコ―賞) 「副賞 腕時計(GPS ソーラーウォッチ アストロン)」

近藤 守 《nostalgie》 2019(平成 31)年 紙本・彩色 129.5 x 160.5cm

 1984 年埼玉県生まれ。 2010 年東京藝術大学美術学部絵画科日本画卒業。2018 年第 73 回春の院展入選(2019 年)、Artist Group―風―第 7 回大作公募展 2018 入賞。 2019 年FACE 展 2019 損保ジャパン日本興亜美術賞展入選、郷さくら美術館桜花賞展。 収蔵 郷さくら美術館。 国際公募展 「アートオリンピア・2019」 優秀賞。 現在、日本美術院研究会員、日本美術家連盟会員。(34 歳)

 過ぎ去った時代を懐かしむような情景が、遠くに人を運ぶ駅の構内を立体的に自然の木立が遠くまで続く遠近を重ね合わせて遠いい昔の思い出をモノトーンで想起させる作品である。



奨励賞 ( 5 名) 「副賞 画材(谷中得応軒)」

江川 直也《雪野に佇む》
 
北川 安希子《新天地》
 
外山 諒《Loka―dhaatu》

奨励賞 「副賞 画材(谷中得応軒)」

 

奨励賞 「副賞 画材(谷中得応軒)」

 

奨励賞 「副賞 画材(谷中得応軒)」

江川 直也 《雪野に佇む》 2019(平成 31)年 紙本・彩色 128.0 x 160.0cm

 

北川 安希子 《新天地》 2019(平成 31)年 紙本・彩色 127.0 x 158.5cm

 

外山 諒 《Loka―dhaatu》 2019(平成 31)年 紙本・彩色 162.0 x 97.0cm

     
永岡 郁美《青想夜夢》
 
森 萌衣《団欒》
 

奨励賞 「副賞 画材(谷中得応軒)」

 

奨励賞 「副賞 画材(谷中得応軒)」

 

永岡 郁美 《青想夜夢》 2019(平成 31)年 紙本・彩色 129.5 x 162.0cm

 

森 萌衣 《団欒》 2019(平成 31)年 紙本・彩色 148.5 x 161.0cm

 

入選者 ( 36 名)

・上野瑞香・鵜飼義丈・大嶋直哉・大霜貴由・大村美鈴・小川 遥・加藤丈史・金子洋平・川上椰乃子・北島文人・小谷里奈・桜井敬史

・佐々木真士・柴田 梓・水津達大・杉山愉岳・高橋朋子・鷹濱春奈・武田裕子・田住真之介・寺野葉・永井祥浩・長澤耕平・能登真理亜

・日向一夫・平野知加子・福本百恵・桝谷友子・水野剛志・宮腰有希乃・宮﨑 優・柳沢優子・山口暁子・楊喩淇・吉田遥香・渡邉志保



・画像をクリックすると 「受賞者」 の拡大画像と 「応募結果と審査」 の詳細がご覧いただけます。

「Seed 山種美術館 日本画アワード 2019」受賞式

'2019 8_13 【山種美術館 広尾開館 10 周年記念特別展】 「Seed 山種美術館 日本画アワー 2019」 プレス内覧会風景

宮廻 正明 審査員 (日本画家、東京藝術大学発ベンチャー 株式会社 IKI 代表取締役社長 CEO、東京藝術大学名誉教授・特任教授) ―図録からの抜粋文章―

 未来を担う日本画新世代発掘のために企画された、seed 山種美術館 日本画アワード2019 に、今回も若い人たちの力作が多数出品された。 出品数は若干減ったものの全体的なレベルは前回に比べ、レベルアップされている点を審査員一同が強く感じた。 写真選考の一次審査に続き二次審査に進んだ作品を、一点ずつ丁寧に見た後、本審査に入った。 本審査は審査員 7 名の挙手により票の多い順に入選を決め、そして過半数の票を得た作品の中から受賞者 8 名を選出した。 全ての審査員が満場一致で、安原成美の 《雨後のほほ》 が大賞に選出された。 しっかりとした描写力に裏付けられ、余白を生かした作品が高い評価を受けた。 日本画の魅力を存分に生かした作品である。…


お問合せ:03-5777-8600 (ハローダイヤル)
美術館公式サイト:http://www.yamatane-museum.jp/
主催:山種美術館
後援:文化庁、東京都、読売新聞社
協賛:セイコーホールディングス 株式会社
協力:谷中得応軒


出典資料:【山種美術館 広尾開館 10 周年記念特別展】「Seed 山種美術館 日本画アワード 2019」 図録、 Press Release、資料他。


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